種崎千松公園キャンプ場で一泊 区切り遍路18日目③からの続きです。
種崎千松公園での一夜が明けましたが、やはり風呂無しの日は身体が痛くて熟睡出来ません。
一睡も出来なかったような気がしますが、イビキはかいてたようで安心します。
こんな時は嘘でもそう言ってくれるとすごく楽です。
昨晩は寒さは無く、少し湿度があった感じです。
この場所は車の音がすごく響いてました。
あの急勾配の浦戸大橋を上るわけだから車の回転数も上がってうるさくもなるはずですが、それとは別の暴走族さん、あっちいけ。
朝5時に起床して6時40分発の渡し船に乗るつもりが、準備が間に合わず1便遅らせる事にしました。
どうしても朝食や片付けに時間がかかります。
それにしても種崎千松公園はゴキブリが多かったです。
浦戸大橋の下を潜り、船着き場までの近道を試みます。
それにしても大きな橋です。
高知港には豪華客船が停泊するので、高さをここまでしないといけなかったとかそんな感じでしょうか?
豪華客船とか船旅に1度乗ってみたい夢がありますが、ひきこもりからの脱出劇だった1度目の歩き遍路の時のそのもうひとつの選択肢が、3ヶ月程度のピースボートという世界船旅でした。
遍路だけでも贅沢ですが、あの時やっておけばよかったと後悔することも沢山あります。
浦戸大橋に話を戻すと以前、自転車遍路の時に1度この橋を渡りましたが、歩道は狭いし勾配はキツイしで最悪でしたね。
船の時間前に渡し船の船着き場に到着しました。
遍路では“歩き”に徹する人も多いですが、我々は遍路道を行きます。
船の便はこうなってます。
と言いながら見てません。
実は今回の遍路も充電器のコンセント持たず、このソーラー発電のみで来てるので電力不足中です。
高知の遍路道は遮るものも少ないし、向かう方角が西に向かっているのでわりと発電しやすいです。
主にこのブログ更新が電力を消耗しますが、大切な記録なので残さなくてはなりません。
今回は歩いてる最中のスマホは電源オフにして節電します。
写真は一眼レフで撮影します。
出航の時間が来て渡し船に乗りました。
向かいの岸まで無料です。
ここでも俺と似た顔をした国の方3名に挨拶されました。
四国は外国の方でも積極的に挨拶されるイメージですが、さすが旅人多い土地だと思います。
出航と共に浦戸大橋がどんどん離れていきます。
今日は晴れるかな?充電したいですよ。
向こう岸に到着、あっという間の事です。
さて、いよいよ歩き出します。
さぁ!今日がはじまるよ!
高知県の甲浦に似ている港町をてくてくと歩きます。
1kmちょっとで33番札所雪蹊寺に到着です。
昨日はここの通夜堂を御借りするのも選択肢の1つでしたが、
我々は八十八ヶ所の納経はしないので、さすがに図々しくやめました。
それにテント泊に慣れてきたので、こっちの方が過酷ですが気を使わなくて済みます。
このオレンジ色の小屋が確か通夜堂だったと思います。
この時期は歩き遍路さんも、車遍路さんもボチボチいらっしゃいますね。
しかし、数が減ってる様な気がしますし、団体も見かけません。
正直申し上げると、八十八ヶ所のとある組織にとっては、1度遍路さんが減少するのもいい経験になるかもしれません。
四国八十八ヶ所の旅は絶対にお勧めしますが、四国八十八ヶ所の組織には首を傾げます。
納経しないのもそれに関係してますし、既に何度も納経してますので必要も感じませんし、何より納経所で嫌なことを言われたり、横着な振る舞いを受けるくらいなら距離を保ちます。
「納経所トラブルすら修行だ」と悟ったようなことを言われる方も多く見かけますが、俺は“完璧”にはなれないのでこうして輪廻転生して生まれてきております。
33番札所から出発して少し歩きましたが、お馴染みの婆ちゃんの姿が見えてホッとしました。
今日も元気に、柿の見張り番しながら話しかけてきてくれました。
「最近は物が豊富にありすぎて誰も柿をちぎって食べない」と見張りの婆ちゃんは言ってました。
「じゃあ1ついただこう」と話したら、その柿は川の向こうにある柿でしたので諦めます。
婆ちゃん、いつまでも御元気で!
34番札所の種間寺に到着です。
のどかな農道をのんびりのんびり歩いてきました。
こちらの通夜堂はシャワー付きと聞いてますが、昨日の宿泊地の目標とするには遠すぎるし、納経しないので諦めました。
ザックを日の当たる位置に下ろし少しでも充電します。
本堂前に立体的なお大師さんがありますが、見る角度によっては、おかしいですよ!!!!
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ビーニャさん愛用の少し重めのしっかり充電さん。
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俺愛用の4年経った今も未だに現役初号機さん。
使用上のアドバイスとしては、ついつい普段の日も使いたくなりますが使用するのは旅の時だけにしましょう。
日光に当てる時間が多くなれば多いほど生地の痛みが目立ち、肝心な時に使えなくなります。
節約の自家発電のつもりが結果的に赤字となると思います。