海の遍路道から仏坂不動尊へ 区切り遍路20日目②からの続きです。
番外札所の仏坂不動尊“岩不動”にやっとの思いで到着しました。
確かに下り道は危なかったですが、トレッキングポール無しで下りました。
真似しないで下さね。
上から見るよりはこじんまりした印象のお寺です。
まずは写真右に写るお堂から御参りします。
お堂の中には本尊の不動明王と4体の明王さん?がいらっしゃいました。
京都の東寺では不動明王と4体の明王さんがとても有名で迫力もありますが、その組み合わせと同じでしょうか?
この前行ってきた大分県にある国東半島の真木大堂で見た大きさ241cmの大威徳明王さんも左下にいらっしゃいますが、どれもなかなか立派です!
そして正面の、こちらが本尊になるのでしょうか?
休憩所と何やらガラスの向こうに岩が見えます。
その中を撮影したのがこちらになります。
大きな岩に何やら炎の様なものが見える気がしますが、本当は何なのでしょう?
その岩の下には水が湧き出てます。
ここに来てまさかの湧き水です!
後ろでアイツが「私はこう言うのを待ってたんだよ!」とか言ってます。
峠で「ブーブー(‘ε’*)」言ってたくせに…、水マニアだけに水をみると元気になります。
『自己判断で』との注意書もありますが、勿論「飲む!」と。
しかし、水まで手が届きません。
勿論、水を汲む役は俺です。
よく周りを見ると、横に長い柄杓が置いてあるのを見つけ飲ますことに成功。
「美味しい!」と満足してました。
それにしても仏坂ルートは意外な難所で時間を使ってしまいました。
救いは湧き水があったことと、本当の遍路道で見かける鯖さんの道標があったこと。
もちろん岩不動はビーニャのお気に入りに追加されました。
仏坂不動尊からの下り道で初めて見る石仏があり、梵字とその下に牛のような絵が確認できましたが、馬頭観音か何かでしょうか?
どうにか須崎の町まで下りてこれました。
左端に写る須崎お馴染みの工場前は、こちらのルートでは通らず少し残念。
須崎の遍路小屋も久し振りに見たかったけど次回に回しましょう。
須崎の町を久し振りに歩いて、『相変わらず遍路道標が少ないなぁ…』と思いました。
須崎の人は遍路が嫌いという噂を聞いたことがありますが、その影響でしょうか?
しかし、噂は噂です。
仏坂不動尊という番外に度肝を抜かれた俺達は、須崎にあるもう1つの番外札所観音寺にも立ち寄ることにしました。
しかし辿り着いて見ると、やたら近代的なお寺で俺の好きなお寺とは違うタイプ。
しかも本堂は2階、大師堂も同じく2階。
まぁ、行ってみましょう。
うん、予想通り。
ビーニャがお経をあげるというので一緒にあげます。
隣の2階に渡り廊下で移動。
うん、不思議。
こちらの大師堂も、うん、予想通り。
中を覗くが別の仏像は見えるけどお大師さんは見えず。
駐車場の角に空海伝説の残る三度栗の木。
よし、君は、次から、素通り、確定だ!
またな!
そして別格5番札所の大善寺に到着しました。
なんと、ここに来る前に超久し振りに道を間違えました。
道を間違えてる事を地元のおばちゃんが教えてくれなかったら遠回りしてた。
最近の遍路では別格札所だけ納経してるので立ち寄りましたが、相変わらず、ドギツイ!化粧で!威圧的な振る舞いで!
『そろそろ習いに行ったらいかが?』と言うほどの筆裁きで。
不人気ナンバーワンの別格5番さんでした。
なんやかんや寄付しろって張り紙多すぎやねん。
君も次からは、素通りだ!