2回目の添えみみず遍路道を歩く 区切り遍路21日目③からの続きです。
焼坂峠と添えみみず遍路道を越えて七子峠で遅い昼食を済ませたら、あとは淡々と37番札所岩本寺を目指して歩きます。
坂道を登るだけ登ったあとは退屈なアスファルト道。
道沿いにあった雪椿休憩所で休憩しました。
ゴミを捨てられる場所があると本当にありがたいですね。
勿論、まいどお馴染みの過去の自分と対面する苦い思い出の地も四国のあちこちに存在します。
あの頃の精神バランスを崩した自分を果してどう扱ったらいいのでしょう。
周りの人は本当に苦労したと思います。
自転車遍路をした約10年前、この高架下でも激しく荒れて数々の暴言を電話で元妻や母に吐きかけましたが、今でも取り返しはついていません。
仁井田まで来ました。
そう言えば萩森リストに仁井田駅が野宿ポイントとあった気がしたので見に行ってきました。
同じく野宿っぽい自転車さんも見に来てましたが、待合室の広い無人駅といった感じ。
野宿に慣れてくると、リスト外にも野宿ポイントを見付けることが出来るようになります。
あと仁井田にはお接待所がありますが、今回は16時過ぎてたし毎回の会話はほぼ同じで『それってどうなの?』と俺は思ってしまうので今回は足早に通りすぎました。
歩く道、泊まる宿は人それぞれ。
全て成功せず、苦い思い出もそれを含めて遍路。
俺「今回も明日で終わりやね」
明日まで歩き、最終日は九州に帰る移動日となる。
ビーニャ「一応5日まで休み取ってるよ」
俺「えっ?」
今日は11月2日、俺はてっきり4日までしか休みを取ってないと思ってたが、ここに来ての爆弾発言。
この人は一体何を考えてるのだろうか?
今日の野宿予定地の道の駅あぐり窪川に着いたのは17時前。
店の方に野宿の許可を貰いに行きますが、「許可とかは特に要らなく、自己責任で」と言うことで、ここでテントを張らして頂くことにしました。
道の駅の閉店時間に合わせてテント設営開始して、レストラン横の隅っこに張らせていただきました。
駐車場には車中泊さんがちらほらいらっしゃいますが、色んな人の旅を見るのが大好きで、皆さんどんな知恵を振り絞りどんな車中泊をしているのか、そして、どんな車旅をしてるのか想像したらワクワクします。
勿論、車中泊遍路さんもいらっしゃいました。
こんな時こそ旅の経験未熟な俺ですので、他の人の知恵を頂きに散策して歩きます。
テントを張った場所は換気扇の大きな音の気になる場所でしたが、閉店で消えるだろうという予想は外れて一晩中音がしてました。
場所の選択をミスったかな?
今回の区切り遍路では、野宿のテント設置場所で嫌な予感が働くのにそれを無視してしまって失敗することが多いですね。
しかし、トイレ、水道、目の前にコンビニと本当にありがたかったです。
泊まった野宿地は全てが前回と違う場所でした。
鮮明に脳に記憶されてる四国各地の風景ですが、まさかここで野宿することになるとは、未来はわからないものですね。
風呂無し2日目。
ここから20km弱の距離に2ヶ所の温泉がありましたが、交通機関を使って行くとしたら1泊分程度の出費になるので諦めました。
この時期は夕方になると汗が引いてくれるので有り難いし、風呂無しに対するスキルも少しずつついてきてます。
その1つ、何故今までトイレのウォシュレットを有効利用しなかったのかは男性ならではの見落としでしたね。
明日がいよいよ区切り遍路最終日です。
そんな日なのに突然の「5日まで休みとってるよ」発言。
予定より1日歩ける日が増えましたが、果たしてどうなるのでしょうか?