真念庵から下ノ加江へ 区切り遍路24日目③からの続きです。
2ヶ所ほどアスファルト道を離れて遍路道へ入ります。
母と夜中に歩いた道ですね…、懐かしいです。
そこを抜けたら、今まで3泊お世話になったことのある民宿大岐の浜です。
個人的には大好きな宿ですが俺の大好きな宿に限って、何故かビーニャさんと行くと喧嘩になり、もう顔を出せなくなります。
民宿岡田もその一つ。
それもあってこの日の晩は母と避難して夜の遍路道を歩くことになったのです。
民宿大岐の浜を過ぎてもう一踏ん張り歩いたら、大岐の浜が見えます。
足摺宇和海国立公園の玄関口大岐の浜、今晩のキャンプ地です。
飛行機からもよく見える大きな砂浜です。
向こうに見える足摺岬もずいぶんとハッキリ見える距離になりました。
砂浜の遍路道にかかる橋は遍路ブログなどでよく見る風景ですね。
橋を渡る手前の右側にキャンプスペースがあります。
砂浜を歩く遍路さんって絵になりますでしょう?
とても絵になる遍路道でありますが、その実際はとても歩きにくい砂浜です。
サーフィンでも有名な浜らしく、サーファーさんが数名いらっしゃいました。
今晩のテントを張るポイントを探しながら歩きます。
一応大岐の浜には無料キャンプ場があるようですが、特別な施設や環境はありません。
便利を考えて予定してたトイレ付近を探します。
邪魔にならないところで、風を避けられるところ。
出来るだけフラットなところで、トイレに近いところ。
迷った結果、トイレ前の空きスペースに張らして頂くことにしました。
いつもテントを張り終えるとほっとしますね。
俺はそこから毎度の炊事が始まります。
カイを一時的に繋げるところも大事ですが、多分この子はもう逃げません。
炊飯中に空いた時間で楽しみにしてたシャワーを見に行きます!
設備維持のため無料から有料のコインシャワーになったようですが全然構いません!
しかし、やはり予想していた通りの“水シャワー”と書いてあります。
勿論俺はシャワーを浴びた訳ですが、何故か女性のみ温水シャワーが1つあったのは流石に「男女差別だろー!」と叫びたくなりました。
実は大岐の浜にはシャワー棟が2つあるようで確認はしてないけど、もしかしたらもう1ヶ所は男性にも温水シャワーがあるかもしれません。
随分と後で知ったのは大岐の浜に入る前に日帰り入浴できる場所もあったようですね…。
毎度ですが夕飯は、ご飯とコンビニ惣菜を湯煎して食べます。
本日は伊豆田坂を含めて25km程度は歩いたのでしょうか?
疲れましたが、カイも我々も順調に歩けた1日でした。
伊豆田坂は予想していたよりずっと険しかったけど、麓のあの長いトンネルが違和感しか無かったので本当の遍路道を歩くことが出来て嬉しかったです。