続名城100選

日本海から内陸部の米沢城へ 新潟・東北車中泊旅3日目③

村上城を歩く 新潟・東北車中泊旅3日目②からの続きです。

新潟県北部の村上城を後にして遂に本命の東北観光が始まります。

いやぁ…、予想外に新潟県の広さに時間を取られ2日ほど使いました。

現時点で移動日を含めたら4日目の昼なので残り5日で東北観光をしなくてはならず、時間が足りるのか不安になって来ました。

忘れてはいけないのが我々は現在新潟県北部におり、そこから青森県の最北端である大間崎を目指し、宮崎県都城市と言う鹿児島県まで帰らなくてはならないのです。

勿論、犬もいるしお金も無いので全て陸路での帰宅となり、それを含めて残り5日なんです。

どうでしょう、頭のネジが1本ぶっ飛んでると思いますでしょう?

いえ、5本は飛んでますのでガタガタなんです。

青森県大間崎から自宅まで高速道路を使って約2,100Kmなのでゆっくりもしてられません。

少しでも北上しなければ!と言いたいところですが、今から南東方向に進路を変え米沢城を目指すことになります。

途中、地元の物を食べようと道の駅関川や”白い森おぐに”立ち寄り、お山さんは玉こんにゃくや山菜うどんを食べてましたが、俺は車の中でお湯を沸かし”どん兵衛”を食べました。

山間の道を約2時間走りやっと辿り着いた米沢城。

今回の旅は東北観光メインでありますが、その中でも一番の目的は山形県でした。

理由は前回の東北観光で走り抜けるだけとなってしまった山形県であり、それもそのはずで随分と内陸部に入った場所に県庁所在地である山形市があるのです。

東北をぐるっと一周観光に含めるにはちょっとした問題児になり、前回はパスとなりました。

やっと来ることができた米沢城ですが、これまた歴史では結構耳にする土地であるので楽しみです。

改めて地図で場所の確認をすると、殆んど福島県と言っても過言じゃない場所にありますね。

上杉の地らしく”龍”と”毘”でお出迎えです。

俺も中学生の頃、よく”龍”って書いている物を好んで身に着けておりましたので仲間ですね。

早速、上杉謙信像のお出迎えです。

「何故、米沢城に上杉謙信?来たことあるの?」と疑問に思いましたが米沢藩藩祖とされているようですね。

最初は意味が分からなかったのですが、初代藩主が上杉2代目の景勝なので、その先祖は藩祖に当たるようです。

最近、とある変わり者の陶芸家が馬上杯の話を始めた時、真っ先に上杉謙信の馬上杯が頭に浮かびました。

この人もまた大のお酒好きだったようで、亡くなり方もそれに因るものを感じますね。

近くの看板を見て「あっ!」となります。

そうそう、米沢と言えば伊達政宗の生まれた場所でもありましたね。

もう上杉のイメージが強すぎてすっかり忘れてたし、この時代の東北の歴史は目まぐるしく”ちんぷん”なんです。

伊達=仙台ってイメージが強いですからね。

そういう意味では米沢の地は豪華ですね。

大河ドラマ天地人を記念したモニュメントでしょうか?

見たことは無いのですが、いつか見てみたい、しかし”愛”の兜のセンスが理解できないし、直江兼続はいまいちピンと来ません。

大河ドラマの期待としては九州人だからという訳ではありませんが、わりと期待の声が上がっている島津義弘や立花宗茂も叶うなら見てみたいですね。

それ以前に最近の大河ドラマがギャグとか演出が入りすぎてるように感じるので、それやめて欲しいですね。

さらに「あっ!」となって上杉鷹山先生を見つける。

「なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」

そうそう!この言葉!と、これから挑まなければならぬ壁に勇気を与えて貰った。

戦国時代よりはずっと後の米沢藩9代藩主ですがとても有名な方ですね。

成します、色々と。

きっと俺には、出来ます。

米沢城は歴史好きにとってとても有名な場所ではありますが、続100名城になります。

城としては規模は小さいのでしょう。

とは言え30万石なのですが…。

確かに城という意味では見ごたえ無かったのですが、心の中は沢山のスーパースターに会えたこと、鷹山先生の言葉に会えたことによって満たされていました。

米沢に来れたことに満足して、さて、次!次!青森はまだ遠いぞ!

続日本100名城に行こう 公式スタンプ帳つき

新品価格
¥748から
(2022/7/10 12:29時点)

お城巡りを始めるきっかけとなったこの本ですが、2年前の東北旅の時の会津若松市で購入したことがきっかけでした。

日本100名城と続日本100名城に行こう 公式スタンプ帳つき (歴史群像シリーズ)

新品価格
¥1,100から
(2022/7/10 12:30時点)

我が家は100名城と100名城の2冊を持っておりますが、今はまとめて1冊になっている物もあるようです。

旅のお供に是非、歴史を知れば旅がグッと濃いものになります。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA