潮瀬崎とGODZILLA 新潟・東北車中泊旅5日目③からの続きです。
秋田県の男鹿半島で岩のゴジラを見たら「せっかくなので男鹿半島をぐるっと回ろう」となり特別何もない男鹿半島を一周しました。
『何でこんな不便な所に水族館を作ったの?』とか思いながらどうにか男鹿半島を抜けると、今度は個人的な珍百景に辿り着きます。
秋田県大潟村に「琵琶湖に次ぐ国内2位の広さの八郎潟を開拓した」という、湖の中に正方形の升目状に開拓した広大な農地があるのです。
って言っても、空から見ないと分からないので興味があったら地図とかグーグルアースで見てくだしゃい。
俺「折角だから中を走ってみたいね~!」
お山さん「もう少し進んだら右に曲がる場所があるから、そこが観光スポットになってるみたいだよ~」
俺「行ってみよう!」
気が付いたら約150km走り、青森市の続100名城浪岡城に辿り着いていた。
助手席に座る地図が読めない人、いや、違う、地図は読めるけど色々と雑な人の案内を信じて八郎潟の西側を北に向かって進んでいると、彼女の言う“右に曲がるところ”は無く、いつの間にか八郎潟を抜けてしまっていたんだ…。
残念な気持ちを抑えて青森を目指す我々は、ここに来て残り日数的に今回の旅の目標の多くを諦めないといけないことを決意し、青森の観光地を大幅にカットすることにした。
それと同時に岩手県、宮城県、福島県を諦め、青森県で楽しみにしていた竜飛岬や階段国道など青森県西部は次回の旅に持ち越すこととなった。
旅のスタートを切った新潟県が広すぎたのと、山形県が内陸部に入りすぎだったことが時間を大幅に使ってしまった原因だろう。
まぁいい、また来る、東北なんて近所さ。
青森を目指す途中、能代市にある大きな道の駅“ふたつい”に立ち寄りお山さんはきりたんぽを食べ、俺は何故か袋いっぱいの“いなにわうどん”の切れ端を買ってルーフボックスに投げ込んだ。
ちなみに2ヶ月経った今でも食べきらず残っている。
浪岡城に辿り着くと横に停まっていた車が徳島ナンバーだった。
この旅では本当にあちこちで四国ナンバーを見かけた。
やっと四国以外の観光が出来ると思っても、何処に行っても「こんにちわ」だ。
何でこっち見てんだ?
まぁいい、俺は今、東北にいるんだ。
ここには白い服着た三角帽子もいなければ、杖突いてる三角帽子もいない。
浪岡城は男鹿半島にあった脇本城とは違った意味で原っぱだった。
落城した年代も1578年と古いことから、きっと秋田城のような一昔前の平安京的イメージのお城の作りだったのだろう。
特に何があるわけでもない原っぱを何となく歩き、
奥の方にあった迷路のような作りの住居跡をくるくる回って、
「ふぅ~ん」
浪岡城にあったスタンプ設置所は閉められていたので、少し離れた青森市中世の館まで名城スタンプを回収に行って、いよいよ恐山のある下北半島を目指すこととなるのです。
浪岡城…青森市
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お城巡りを始めるきっかけとなったこの本ですが、2年前の東北旅の時の会津若松市で購入したことがきっかけでした。
日本100名城と続日本100名城に行こう 公式スタンプ帳つき (歴史群像シリーズ) 新品価格 |
我が家は100名城と100名城の2冊を持っておりますが、今はまとめて1冊になっている物もあるようです。
旅のお供に是非、歴史を知れば旅がグッと濃いものになります。