区切り遍路のゴール佐賀公園へ 区切り遍路22日目③からの続きです。
いよいよ区切り遍路初日の朝を迎えました。
今回も勿論テントを背負い自炊の生活ですので、米、積みます。
以前はコンビニに2合ずつの米が高確率で売ってたのに、最近はパッタリと見かけなくなりました。
あれ以来、米の少量販売を見かけなくなり荷物の重量が大幅にアップしました。
因みにこの米は12合で、重さに変換すると1,8kgになります。
昨晩は前回の区切り遍路でゴール地点となった佐賀公園にテントを張りました。
朝イチで二手に別れ、1人は今回の遍路中に車を安全に停められる中村駅に車を停めに行き、その後電車で佐賀公園まで帰ってくる係りと、テントを撤収して出発準備とカイの面倒を見る係りに別れました。
もうどっちがどの係りになるか分かりますよね?
電車に乗れると言えば張り切るサルがいます。
サルが帰ってくるまでにテントの撤収を終えて、その間に散歩をしたがるカイと公園内を歩きました。
今から20km以上歩かされるとも知らずバカな可愛い奴だ。
佐賀公園はとにかく巨大な公園です。
散歩を終えたらサルのザックと自分のザックとカイを引き連れて駅へ向かいます。
駅まで1kmは無いとは言え、我らのザック2個と言えば30kgでは済まない重量となり、佐賀公園から車道まで登る坂に流石に疲れました。
大切なことを申し上げると、重さばかりに目が行きがちな遍路中の荷物でありますが、重要なのは重さの数字ではなく、いかに荷物と自分を一体化するかが大切であります。
そういう意味でも遍路装備で靴と同じくらい大切になるのがザックであり、ここも絶対にケチるところではありませんので、モンベル製品などしっかりした物をお勧めします。
駅の手前に到着して「ひぃーひぃー」言っていると、サルがニコニコしながら電車から降りてきました。
その姿をカイ君が呆然として見てたのが忘れられません。
そして遂に今回の遍路スタート、そして初めてとなる犬遍路が始まります。
カイは何処かの四国病の手によって踏み込んではいけない世界に無理矢理4本足を突っ込んでしまいました。
これでカイも俺と同じように四国を洗濯機のようにグルグルと回らさせる運命となりました。
もしかしたらカイは海を見るのは初めてかもしれません。
引き取ってきた宮崎市には海はありますが、カイの以前を知る人は動物愛護センターの人すら誰もいません。
この子の名前は空海の海“カイ”から取って付けましたが、そんなカイは海に興奮しながら元気よく歩き続けます。
後に空“クウ”も我が家に来ることになり、空“クウ”と海“カイ”と2人で2022年現在も区切り遍路を続けております。(書き直している今現在)
途中で井の岬を越えた所にある観音堂を通過します。
以前、2人で通し打ちをした時に某リスト作成者さんに進められた観音堂での宿泊は叶わず、この先にある道の駅ビオスおおがたのキャンプ場での宿泊となりました。
今でも宿泊可能なのかな?
施錠もされておらず、確か電気もあります。
管理されてる方に感謝します。
とは言え、我々には“1匹”増えたのでもう御世話にはなれないと思います。
前方に昼の休憩予定地点の道の駅ビオスおおがたと、左前方の彼方遠くに足摺岬が見えます。
昼御飯は通し打ちの時にも食べたたこ焼きとお弁当にしました。
実はたこ焼きが大好物です。
カイも大好物のミルク味の骨型ガムを器用に両手で挟みかぶり付いてました。
ここまでは順調で遍路初日、青空で楽しく歩けてます。