いつかは石鎚山を今宮道で、出来ることなら廃道となってしまっている黒川道の三界地蔵や蔵王権現に挨拶して、
石鎚山という「点」ではなく、横峰寺道、星が森、モエ坂と「線」で歩きたいと思っていますが、
ここ2日間の篠山遍路道は、俺の今までの遍路人生で一番の苦難でした。
どうにかまだ2人と2匹で歩けてます。
今は大雨の落雷の下、テントと言う布切れ2枚の下で過ごし、
しかし久し振りの天女の出現に心温められ、
その半面、今日目の当たりにした、
また一つ現代に失われそうな遍路道にショックを受け、
命を懸けて挑んだ古の遍路地図にも示されていない道を、
高度計と方位計と地図片手に挑んだ過去の遺産が機械にズタズタに切り裂かれ、
それどころか!切り裂いた用済みの残骸を山のように道に投げ捨て、その横に横たわる折れた遍路石。
登山者や、遍路を道に迷わせ、この事実に誰かが声を上げなくては本当にこの遍路道は永遠に死んでしまう。
本当に怒りを感じますが、俺が思うのは切り裂いた遍路道を可能な限り修復して欲しいのと、
土を掘り返して折ったり捨てたりするなら、
その遍路石を俺にくれ!!!
以上、体力が回復したら続きを書きます。
とりあえず、篠山道恐るべし。