3巡目

一つ目の難所焼坂峠へ 区切り遍路21日目①

別格5番札所大善寺から安和駅前の浜辺で野宿 区切り遍路20日目④からの続きです。

 

安和駅前で野宿の一夜が明けました。

今日も綺麗な朝焼けを頂きました!

風呂無しの日はやはり身体が痛くて砂浜という柔らかい環境でも寝た実感が持てません。

今回の旅でぐっすり眠れたのは初日の国分寺前だけという不眠が続き、今日はちょっと気分が沈んでしまいました。

それでも遍路は歩きます。

歩いても、歩かなくてもそこに自宅はありません。

さあ、今日が始まるよ!

今日は朝からトレッキングシューズを履きます。

それプラス、トレッキングポール×2本の朝から本気モード。

その理由は、今日歩く焼坂峠とそえみみず遍路道のダブル難所越えがあるからです。

あの焼坂峠ですよ。

あのそえみみず遍路道ですよ!

山道が殆んどになるのでソーラー発電も出来る時にしなくては、既に電力不足中ですから大変です。

夜が明ける前に起床して準備を始めても、

やはり出発まで時間がかかり辺りは明るくなります。

調理、食事、後片づけ、テントの撤収。

この旅は殆んどの事を自立しなくてはなりません。

昨晩の寝床は写真の右奥。

安和駅前の砂浜はフラットな場所が全く無くて、辛うじて1ヶ所見付けることが出来ました。

こう見るとフラットに見えるのですが…。

出発前に昨晩のローソンへ行き、昨晩購入した食事のゴミ捨てと10時のおやつを購入。

コンビニに沢山のゴミを持ち込むとき、本当に気が引ける思いになりますね。

しかし、1週間以上に及ぶ歩いて野宿の遍路旅になると、当然ゴミが問題となってきます。

コンビニで支度を済ませて焼坂峠へ歩いて向かいます。

焼坂峠へ向かう住宅地の中にも古い遍路石があります。

大、大、大好きです!

お馴染みの高架下を潜ればアイツはもう近い。

焼坂峠手前の林道を進んでいると、横を通る線路を電車が走る音が遠くから聞こえます。

後ろで大袈裟に驚く声と、その直後の見飽きた大袈裟ないつものリアクション。

ビーニャ「ああっ!」っと電車に気付く。

そして両手を方の高さで手のひらを前にバッと広げ、数秒あわあわと慌てる。

手は震えてるし、勿論、表情つき。

そしてスマホ片手に線路に駆け寄るあの人。

これが電車の毎回のパターンです。

ほら、見えるでしょ?草の隙間から電車を覗くあの人

俺「いいから、早く歩け」

今からあの山に入ります。

焼坂峠遍路道は砂防ダムとその脇から急勾配で伸びる入り口により始まります。

ついついこの勾配を見て「はじまるよ~」と声が出ますね。

登り始めてすぐに石畳とロープポイント。

とは言え、滑るので一応って感じのロープなので大滝寺のロープポイントからしたら可愛いものです。

それでも大変ですが、ザックの重さは既に20kgを超えてます。

もう気にしてません。

トレッキングシューズだからいいけど、ガレ場が多くて歩きにくく足首がグリグリなります。

結構な登りなので汗が滝のように出ます。

昨日も風呂に入れず、今日も入れない予定なので本当につらたん。

2人で悲鳴をあげながらも、どうにか峠に着きました。

標高228メートル。

こう聞けば大したことなく感じますが、是非とも1度どうですか?

やはり、この道は荒れますね。

それに人もあまり通ってないのでしょうか?

歩いたことは無いのですが、恐らく下の車道とトンネルを通れば半分以下の時間で難なくクリア出来ると思います。

特にこの日は後に七子峠も控えてますし、体力温存って意味でも車道選択が多いでしょう。

前回歩いた時もあった山水ポイントがありました。

今までの山水とは違って、ここは本当に染み出してる山水です。

これを飲むために、あの人はあれを持ってきたのですが、

山水オタクは勿論、残像が残るほど素早く飛び付かれましたよ。

 

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俺愛用の4年経った今も未だに現役初号機さん。

使用上のアドバイスとしては、ついつい普段の日も使いたくなりますが使用するのは旅の時だけにしましょう。

日光に当てる時間が多くなれば多いほど生地の痛みが目立ち、肝心な時に使えなくなります。

節約の自家発電のつもりが結果的に赤字となると思います。

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