砂浜の遍路道・大岐の浜 区切り遍路25日目①からの続きです。
以布利港での休憩を終えて出発しました。
今日の宿泊地はまだ未定ですが、足摺岬に2ヶ所日帰り入浴が出来るホテルがあるらしいので、そこに入って進めた所が宿泊地となります。
海沿いのアスファルト道である室戸に比べて、足摺岬は海を歩き山を登って行くといった印象。
カイは海に大興奮で海水を飲んでました。
足が取られる砂浜の遍路道よりは歩きやすいけど、この道も足場が悪く十分に歩きにくいです。
海から離れ、山に入ります。
そして車道に出たと思ったら、また山に入ります。
土の遍路道の距離が短くても、登り、下りが激しいです。
カイに引っ張られる下りは危ないです。
なんで遍路に犬を連れて行くとか言い出したのか理解できません。
足摺岬への遍路道はずっとこんな感じで登り下りと険しいです。
実際に歩いてみると、海というイメージとは違ったものです。
遍路道の登り下りを終えて、やっと足摺の岬の先端部分に入ります。
ここからがまだ38番札所金剛福寺へは10km以上あります。
県道27号線に出てやっとアスファルト道の海沿いを歩けると思ったら、目の前に初めて見る遍路道がありました。
勿論、通りますよ。
その途中、明らかに何か違う目印がありました。
これ、タイとかあっちの農村の人では?
三角帽子をかぶってたら何でも良いのでしょうね。
初めて歩く遍路道は予想に反して結構長めで標高も上がっていきます。
かなり歩いた先に遍路石がありました。
ここが本物の遍路道ってことですね。
足摺遍路道は独特な遍路石がとても多く残っています。
それなのにこれだけ歩いて出てこないのはおかしいと思ってた矢先に出てきてくれて嬉しくなりました。
いや、それよりも、
短いと思ってたこの遍路道が長すぎてうんざりしてきましたよ。
もしかして、昼と夜御飯の補給ポイントである窪津港を通りすぎるのでは?
それに加えて、
この意外と急勾配の下りにある壊れかけた腐った木の橋です。
柱と柱を繋ぐ鎹も外れてますし、腐ってぐにゃぐにゃしてます。
『荷物の重い我等にこの橋を通れと?』と、恐る恐る通り、カイを受け取りビーニャさんも何とか通ることが出来ましたが、
この橋、本当に危ないのでこの道を通るなら覚悟して下さい。
時間があったなら修理したいほどでした。
いつまでたっても終わりの見えないこの長い遍路道にうんざりしてきました。
しかも、先ほどから登り下りを頻繁に繰り返すようになり、下る度に『もう終わる』との期待を裏切られ、その目の前に現れる登りに心が折られそうになります。
更に事件が起きました。
あまりに疲れすぎて、レンズフードが写真に写り込むという失敗を久し振りにしてしまったのです。
ではなくて、この道は後に倒木2本で塞いだのですが、道なりに進めばビーニャさんの立ってる奥にちゃんと道があるのです。
何も疑うこと(必要)も無く俺は真っ直ぐ進みました。
左に降りても幅1,5メートル程の川があり渡れません。
しかし、先ほどから犬数匹の吠える声が遠くから聞こえるのが気になり『野犬がいるのだろうか?』と振り返って山の中を探してたところ何と、後方の山の上にある遍路道標が目に入り間違った道に進んでいることに気づいたのです。
どうです?
この写真の中にから遍路道標が見付けられますか?
運良く俺が見つけて間違いに気づいた道標はもっと山の奥にあり、こんな森の中で普通気付きません。
この道は本当に注意して歩いてくださいね。
写真右側に写る腐った細い倒木2本を誰も橋の残骸だとは思えないはずです。
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ビーニャさん愛用の少し重めのしっかり充電さん。
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俺愛用の4年経った今も未だに現役初号機さん。
使用上のアドバイスとしては、ついつい普段の日も使いたくなりますが使用するのは旅の時だけにしましょう。
日光に当てる時間が多くなれば多いほど生地の痛みが目立ち、肝心な時に使えなくなります。
節約の自家発電のつもりが結果的に赤字となると思います。