遍路

岩屋を感じる遍路道 区切り遍路30日目①

コーラが見えないお山 区切り遍路29日目⑨からの続きです。

 

昨晩は目の前に温泉があって、屋根、壁、トイレ、自販機と恵まれた所で野宿をさせて頂きました。

そんな立場で感想を言うのもどうかと思うのですが、一晩中、自動販売機と浄化槽の音でしょうか、ずっと鳴り響いていて、

一定で鳴り続ける機械音が苦手な俺は愛用の耳栓をしていても眠れず、ちょっと辛い朝を迎えました。

朝方、頭の方向を音のしない方にしただけで凄く楽になったので、次もし利用させていただくことがあれば、シャッター横にすぽっと隠れずに、物音のしない陰で寝たいと思います。

 

クウも蜂に刺された痛みなのか何度も悲鳴のように鳴きました。

この場所は意外と自販機に立ち寄る人が多かったです。

 

朝、準備をしていたら、急にとても寂しくなりました。

あと2,3時間も歩けば車の停めてある場所に着き、14時過ぎには船に乗って九州に帰らなくてはいけません。

1泊2日と言うにも、とても短い遍路。

もう少し、便利や安全から離れた非日常の生活をしてみたかった。

いや、今の普通の暮らしが非日常の、便利すぎることが当然すぎる有難みが薄れた世界なんだ。

古岩屋荘前で野宿をさせて頂いた場所から再びアスファルト道を離れます。

知らない人の殆どはこの道を左に曲がるでしょう。

不動さんへの案内看板もそっちに向いています。

我が家も違和感を感じながら、後で合流するのだろうと左を選びましたが5分ほど登って、やはり引き返しました。

正しくはトイレ横から入って行きます。

岩屋寺からの戻りはいつも疲れていて、昨日歩いた川沿いの遍路道そしてこの道を見落としてしまう。

上に先ほど少し歩いた道を見上げながら小川を挟んで遍路道を歩きます。

こっちは登り坂ではなく歩きやすい道で景色も凄く良かった。

小川の小さな滝を苔むしたお地蔵さんが絵になりますね。

少し歩いたら遍路石…ではなく、神社とかでよく見る普通の石碑。

あら、こんな所に大師堂さんこんにちわ。

今にも頭上から岩が落ちてきそうな岩肌に張り付くように建っていました。

そこから少し石仏などがあり、

看板にもあった不動堂。

奥の岩穴には不動明王さんがいらっしゃいます。

ここ辺りからさっき間違った道に合流して、

いつもの遍路道。

この道に俺の憧れるような生活をしている家が数件あります。

山奥にひっそりと、凄く小さな家で。

そんな家で出来る限りの自給自足をしてみたいけど、いくら人が苦手だからと、人と触れ合わない生活ってどうなのだろう?

どんなに本人が1人だと思っても、結局生きていくのに誰かの力を借りているものだ。

やはり草が伸びる時期だから88メインルートでも草をかき分け歩くところはありました。

 

本日も朝から顔にいっぱいのクモの巣。

後ろを歩く人にはわからない。

今日この道を歩くお遍路さんに俺からのお接待です。

クモの巣、顔面で払っときましたよ。

 

久万高原町の遍路道は水辺が近いので毎度のことですが蛇は沢山見かけたし、今までマムシを1番見たのも久万高原町でした。

マムシは本当に気が強い。

俺もマムシを見習わないと、こんなに気が弱く小さいままだとお山さんに〇される。

橋が壊れた場所が2ヶ所。

後ろを歩くカイが喜んでいるのが凄くわかる。

当然、水に突っ込み飛び跳ね水を飲む。

 

あーあ、川の水を飲んだ日は沢山オナラをするし、臭いんだよなぁ…。

そんな感じでとぼとぼ歩いてアスファルト道に戻り、次回通るであろう千本峠ルートの交差点を通過したら、宿場町があったと言われる河合の遍路小屋に到着。

少し休憩して遍路石をマジマジと見たら、残すは峠御堂と44番札所大宝寺へ旅の締めくくりに向かいます。

この付近のお宿

古岩屋荘

 

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