遍路

コロナ禍で約2年ぶりに再開 区切り遍路 31日目①

短い旅の終わりと”ほうじが峠” 区切り遍路30日目②からの続きです。

 

自宅のある宮崎県から高知県宿毛市までの移動日だった昨日。

大分県の佐賀関港から愛媛県の三崎港までフェリーで渡ったあとは南下を続け、その途中で今回のゴール地点である道の駅みまを通過。

更に宇和島市を南下し、愛媛県愛南町の一本松温泉へ。

予定では明後日歩く付近にあり、宿毛市から松尾峠を越えて遍路道から少し外れたらある野宿スポット。

温泉に入るついでに野宿の環境をチェックする。

ここは自転車遍路の時の思い出の場所でもある。

宿毛港からスタートした自転車遍路で、初めてお遍路さんを見かけた場所だ。

一本松温泉を出たら、いつもの高知県宿毛市にある咸陽島公園キャンプ場まで走り一泊した。

🌋お山さん🌋のお気に入りのキャンプ場で、あっという間に3回目の利用。

海もきれいだけど、高台には日帰り入浴のできる温泉と、キャンプ場には温水シャワーもある。

 

 

移動日から一夜明けたが昨晩は全く眠れなかった。

毎度のことだけど、鹿児島との県境から長時間走ってきて「はい寝ます」となれないのが俺の弱いところ。

何回経験しても、テント泊初日は緊張もあり不眠の確立が非常に高い。

早朝から船が何隻も凄いエンジン音をたてながら出航していた。

それもあったが、やっぱり朝方は冷えて寒かった。

眠れないものだから、Amebaブログを見たり、翌日の遍路のことを調べていた。

テント泊の朝はいつも役割分担で旅の準備をする。

何故かいつもテントを畳みたがる🌋お山さん🌋

それほどまで我が家が愛用しているモンベルのステラリッジ3型テントは優秀で、簡単に設営も撤収も出来るし、軽量でコンパクトだ。

山岳テントだから風は通しにくい分、暑さが苦手なテントだけど、それ以外の季節では本当に優秀。

 🌋お山さん🌋がテントを片付けている間に俺は4人分の食事を作ります。

と、言いたいけど、今朝まではコンビニで済ませ、出発の準備に専念します。

今日からたくさん歩かされる2匹なので、その前にお腹いっぱい食べといてね。

準備を済ませてから、旅の出発地点である宿毛駅に移動し、車を駐車場に停めて、犬達もザックを背負い午前8時頃に準備完了。

早速出発!と言うところで駐車場で話をしていたおっちゃん2人に捕まり、宿毛付近の遍路について教えてもらいます。

知っていることでも教えてくれることを聞いていると、知らないところまで教えてくれるんだ。

地元の人の情報には敵いません。

昨晩からずっと迷ってたけど、宿毛駅からバイパスを使って真っ直ぐ39番札所延光寺を目指さずに、前回歩いた大月ルートから続く遍路道を探しに行くことにした。

そのために、遠回りになるけど宿毛の松田川大橋を渡り南下します。

橋を渡り切ったところから東へ進路を変え坂ノ下集落へ向かい、ここにあるはずの遍路石探しの探検をします。

久し振りの遍路に笑顔の🌋お山さん🌋と後ろを歩く2度目の遍路のカイ

カイが背負うザックはクウのザックよりワンサイズ大きい。

結局、坂ノ下集落にあるはずの遍路石を見つけることが出来ないまま先に進んでしまい、残念だけどこのまま39番札所延光寺を目指すこととなった。

後ろを振り返り坂ノ下集落を撮影したが、右奥に今日の目標地点である松尾峠が見える。

これから向かう先は、そことは真逆に約8キロ進み、再び戻ってくることとなる。

遍路では数ヶ所体験することとなるこの打ち戻りがめんどくさいのとコロナ禍の影響もあって今回の遍路が約2年も伸びてしまった。

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