遍路

篠山下りの大冒険! 区切り遍路34日目 ②

本社(篠山神社)と寺道(観世音寺)の道標が津島側からの登山道と裏参道の合流地点となります。

山頂から下ってきて振返り道標を写した1枚。

実はこの写真右側に写る寝そべった大木と白い看板を跨いで登山道となっております。

この風景を何も知らずに見て、ここを登山道の入り口と思えたでしょうか?

少なくとも俺には通行止めの看板に見えて無意識に避けてしまいました。

しかもこの先はだだっ広く開けており、道を感じれるものは無かったと思います。

俺はこの時、ここを通り過ぎて大分歩いた後に「あれ?そう言えば登山道ってどこにあるの?」と気づいたわけでした。

因みに本社と寺道と彫られた道標はとても大きいし、そこまでの道は迷うことは無いと思います。

ここから先の尾根道は高度計と丁石が命です。

篠山を下っていると気付かないのに、振り返ると丁石がこっち見てた。

そんな所が結構あって、それもそのはず、登ってくる人に向けた道標だったのでしょう。

この丁石は事前情報には見かけなかったですが、後に「えひめの記憶」と照らし合わせると「尾根道に地蔵が点々とあったというが今は4体しか見当たらず」と当てはまっておりますね。

参考にさせていただいていたサイト様も俺と同じように下りで気づかなかったのでしょう。

これは目印にしていた消えかけた角形の丁石。

「従是七町」(推定)

これがあって取り合えず裏参道から外れていないことにホッとする。

因みに上の写真はどこが遍路道でしょうか?

こんな感じで練習してみると結構面白いかもしれません。

 

町(ちょう)は尺貫法の長さ、(距離)または面積の単位である。

一町=109.09091m

この場合は丁とも書く。

尾根道は歩きやすいけど、開けていて時々どこが進むべき道なのか分からなくなる。

時期もあって地面は落ち葉でまっ茶色・

真っ直ぐ行けばいいのだけど、実際慣れない道を歩くと自分自身が不安の製造機と化する。

根っ子ごとひっくり返った大木があった。

下で雨よけとして眠れそうなくらい大きい。

こんな薄い根っこでよく生えていたと感じる。

そろそろ目標の距離も歩き、標高もそれくらいと言う時に現れた境界石。

てっぺんの十文字が現代の境界石を思わせただけでその確証は無く、またここから左へ下りれそうな道があったため混乱した。

ここまでずっと俺は「遍路石があったら、そこから直ぐに左に下る道があるから、そこを下る」と目標に歩いている。

念のため、お山さんをここに残して俺は左の道の探索に出かけたが、道のように見えたそれはあっという間にそうでなくなり、

その結果、これは現代の県境に置く境界石と判断し、ここを直進した。

 

その少し先に、

目標としていた「標高800m台にある十三丁石」らしき丁石を発見してホッとするが、よく見ると「十町」石だった。

と言うことはあと3丁先か?と迷いながら進む。

しかし先ほども述べたように、迷い続けて尾根道を進み続けてはいけない。

裏参道は途中から左へ下り始めるはずだ。

困った…。

迷いながら進んでいると今までになく開けた場所に出た。

真っ直ぐ進めばいいのか、それともここが左に折れる場所なのか。

もう何処が道かわかりにくい。

えひめの記憶にある「雑草で道を見失うほど荒れている」ことは無く非常に歩きやすい道ではあるが、逆に開けていて道を見失いそうな場所だ。

 

後ろを歩くお山さんを止めながら俺が少しずつ前に進み合図を出す。

本当にここは開けていてどこが道かわからなかった。

答えは、真っ直ぐ進めばいいのだけど、やはり慣れない道なので慎重になってしまう。

 

勘違いしていたのは「尾根道は下り続ける」と思い込んでいたことだった。

標高800m台にある十三丁石を目印にしていたが、800mを過ぎて900m台に入った時、

「あれ?また登ってるけど今の800m台に丁石があったのでは?」と不安になってしまった。

直ぐに800m台に下ることになって「なるほど尾根道でも山は登り下りするのだ」と安心した。

すると葉に埋もれた丁石が目に入った。

今でも「よく気づいた」と思うほど小さく、そして埋もれており、何より山の中で丁石を見つけることはそんなに簡単なことではない。

苔で読み取れはしないけど恐らくこれが一番重要視していた十三丁石だろう。

と言うことは、ここから少し歩くと左に下りる道が出てくるはず。

そこを少し下ったら加持水の水盤があり、それさえ見つけることが出来たら下山は9割成功だろう。

左折ポイントさえ見落とさなければきっと上手く行く。

と思っていたら、まさかの突然現れた道標に拍子抜けした…。

今までの緊張や研ぎ澄ましていた感覚が一気に冷めてしまった。

 

あるんかい…

あるんかい……

 

あったのかー---い。

 

今までの命がけの真剣を返せー!

真っ直ぐ進むと遂に左折ポイントが現れた。

ここにも道標があるが、見ての通り道標無くして分かり憎い場所だった。

もちろん真っ直ぐ進む道を歩いたことはないけど、遍路目的なら進んじゃだめだと思います。

この間、丁石をヒントとするならば篠山神社から約1.5km尾根道を歩いたこととなる。

 

左折してからは一気に下りだした。

凄い急勾配に積もった葉とゴロゴロの石。

倒木も多く、これから先ずっと苦しむこととなる。

裏参道はわかりやすく道を見失うことは無いが、左折してから一気に荒れだした。

そう言えばついさっき、ここまで何もない歩きやすい尾根道で悲鳴と共に豪快に前に倒れ暫く起き上がれなかったがいたけど、こんな急坂歩けるのだろうか?

目を凝らして歩き続けていたので、ここにもネット情報には無かった丁石の台座を見つけた。

クウちゃん、狛犬やって。

必死に歩いているこの子は愛嬌の塊で人間大好きなのに、見た目なのか凄く怖がられます。

そして、そのすぐ先に、とても重要視していた加持水の水盤が目に入ったのであった。

 

俺「あった!!!

 

 

俺「遭難回避!ほぼクリアした!!!

 

 

喜びが口に出た。

 

 

はずだった…

 

まさか、これから先に人間の手によって遭難寸前まで追い込まれるとは夢にも思ってませんでした。

よく生き残ったわ…。

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