新発田城と新潟の大都会 新潟・東北旅3日目①からの続きです。
ガイドさんとの温かい思い出に包まれながら新発田城を後にして、隣の隣くらいにある新潟県村上市の村上城を目指します。
ナビは大好きな日本海から離れた道を案内しておりますので、残念ですがナビ通りの道で胎内市を通過します。
お山さん「何か胎内市って名前怖いよね…」
確かに、前回東北旅をした帰りに突っ走るだけとなった新潟県も地名だけは強烈に印象に残っているところが多く、その代表がこの胎内市でした。
近いようで遠かった村上市に入る頃、見えてきた山に「アレだね」と城山を見つけます。
自分が城を建てるとしたらと考えたら、大体の場所は予想が立ちますよね。
村上城の周りは石仏が目立ちましたが、何かあるのでしょうか?
石仏もまた大好きなので興味津々に車内から眺めていました。
ちょっと入り組んだ道を進み、続100名城である村上城に到着。
駐車場もしっかりしていてとても有難いです。
入口から既に歩いている方を結構見かけましたので、地域のトレッキングコースになっているのでしょう。
登り口にも”七曲道”とあるようにここからは曲がって曲がってとつづら折れの道を登っていきます。
村上城は標高135メートルであり、海の近くなのでそれなりに登ることになります。
ある程度登ると少し開けた場所に出て左右に曲輪がありました。
右を向けば虎口でしょうか、立派な石垣が見えますので本丸はこっちでしょう。
お山さん「思っていたより立派~」
城に興味が無かったこの人もいつの間にか、かなりの城を歩いて回っております。
虎口…城郭の出入り口。防御と攻撃に優れた形をしていることが多く、真っ直ぐ進ませず折れ曲がったり、囲んで上から攻撃を加えたり、または渋滞して攻めにくい、逆に兵を潜ませるように作っている。
虎口を抜けると再び少し登り、天守跡らしき石垣が見えてきました。
ブルーシートは残念ですが、本当に予想していたより石垣が残っていて立派なお城ですね。
草木など手入れして補修をすればいいお城になると思います。
それにしても不思議なのは何故山の上に石を積む発想に至ったのかですね。
外国のお城を見れば石で建物を建てておりますが、日本の城は土台は石で建物は木造でありますので火災には弱いです。
地震が多いことも理由の一つですが、それにしても山の上に石を運ぶことも、石を切ることも積むことも、本当に凄い大変なことだったと思います。
開けている天守台跡に着きました。
日本海が見えて、素晴らしい展望です。
我々はこの後、遂に新潟県に別れを告げて初となる山形観光を目指すので、大好きな日本海を惜しむように目に焼き付けました。
さて、次の目的地である米沢城へ向かいましょう。
やっと本当の目的である東北観光の始まりです。
一気に北上…と言いたいところですが、目的の米沢城や山形市は、ここから北上するどころか、逆に一度大きく南下して内陸部に入り、折り返し地点の青森から離れていくのでした。
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お城巡りを始めるきっかけとなったこの本ですが、2年前の東北旅の時の会津若松市で購入したことがきっかけでした。
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我が家は100名城と100名城の2冊を持っておりますが、今はまとめて1冊になっている物もあるようです。
旅のお供に是非、歴史を知れば旅がグッと濃いものになります。