遂に恐山道へ 新潟・東北車中泊旅6日目②からの続きです。
さて三途の川にも行きましたし、恐山菩提寺に行きましょうか。
“死者の魂が集まる霊場”と恐山は言われているようですが、俺が経験した中で一番それに近いと感じる霊場がここ恐山です。
比叡山には行ったことありませんが、遍路をする関係で高野山には5回ほど行っております。
それでも圧倒して恐山には霊性を感じますね。
駐車場に車を停めた時点から既に宇曽利山湖の素晴らしい景色。
物凄い迫力をいつも感じてしまう六地蔵さんは駐車場の角っこにいらっしゃいます。
今日も圧が物凄いですね…、怖い、怖い。
恐山境内の案内ですが、薄くなっております。
“恐山奥の院”の意味をよく理解できておりませんが、恐らく恐山菩提寺の裏山にある不動明王のことを言っているのでしょうか?
それともこの恐山菩提寺が“恐山”の奥の院になるのでしょうか?
中には先ほど言った仏ヶ浦を“恐山奥の院”と紹介している動画まで見られました。
入山料を納め境内に入ると「う~ん、これこれ」といつも感じます。
これですよ、分かりますか?
どーん!
どどーん!と近づいていく山門の大迫力と“恐山”と恐ろしい字の大迫力で書かれている寺号額(扁額)。
もう“迫力”と言う言葉でしか伝えられないものなのです。
その横に小さな本堂があったので参拝しましたが、写真は忘れておりました…。
そんなことより何で俺の撮影する写真はいつも右に傾いているのでしょうかね?
性格も身体も遂に傾きましたか?40歳。
山門を潜ると、まっ正面に地蔵堂(でいいのかな?)と両側に何棟かの天然温泉小屋が見えます。
本番は正面にあるお堂から左に入った白い地帯から地獄めぐりと言う天国のような広大な恐山が始まります。
白いエリアの手前に2棟見える小屋が天然温泉の女風呂ですね。
男風呂は写真で切れておりますが、このすぐ右に1棟建っております。
入山料500円にお風呂代も入っているので是非とも入ってみてくださいね。
左角に写る赤い屋根の所に行きましょう。
これなんです。
何て言う名前なのか分かりませんが、お経のようなものの書かれた柱。
これが何故か凄く怖いんです。
伝わります?
こんな俺でも恐れを感じることはあるのですよ。
恐山の中でも一番目立つお堂には地蔵さんが祀られております。
御参りして左の地獄エリアへ進みましょう。
お堂横には古さと言うより、このエリアの環境の厳しさを物語るように痛んだ石仏があります。
左側は五輪塔でしょうか?割れちゃってますね。
この破損具合がまたいい味出してます。
さて、本番です。
地獄(天国)へ参りましょうか。
ここに来たかった。
きっと死後もそう感じながらここに立つ、そんな場所へ参りましょう。