車中泊旅

蔵王・お釜の大迫力と神の意志 新潟・東北車中泊旅3日目⑤

山形城と最上よしあき 新潟・東北車中泊旅3日目④からの続きです。

山形城を後にして渋滞の始まった山形市内を走ります。

目指すは秋田、青森のある北方向なのですが、どうしても行きたい観光地があるため再び南下しました。

そして辿り着いたまさかの宮城県。

そう、我々は日暮れ迫る山を登り蔵王を目指しました。

道路脇にはまだ雪が残っていますが、こんな雪を宮崎に住んでいて一生見ることは無いでしょう。

40歳越えても雪を見たら「きゃっきゃ!」言ってしまいます。

標高約1,800mの蔵王です。

流石にスイスイ登るとも行かず、時間はかかりましたが綺麗な景色を見せて貰えました。

そしてまだ明るいうちに間に合った蔵王”お釜”。

うーん、やっぱり写真だと全く伝わりませんレベルの物凄い大迫力です。

一言で言うとしたら「グランドキャニオンのようだ」ですね。

行ったことありませんが。

前回の東北旅では宮城県白石市から蔵王の麓を走り、津波震災後の宮城沿岸部の名取市を走ったのですが、その時から気になっていた蔵王に来ることが出来て良かったです。

大迫力としか言えない大自然に「凄い」という言葉が何度も出ました。

1度は是非とも訪れる場所だと思います。

惜しむように大自然を見ながら日暮れ前まで散策しました。

山頂には鳥居と神社があり、石柱や小石を積み上げた山がいくつもありました。

霊場巡りを趣味というか修行で旅しているので、こういった神々しい場所はとても好きで身が引き締まり”自分なりに理解した神”との会話に没頭します。

こんな時しか神社とは縁はないですし、神社にも御参りします。

神社で般若心経を読経しようと少し読んだら何故か涙が溢れてきたので急いで中断してしまいました。

この時、色んな事に物凄く感動していました。

山の上に来ると本当に神と言う存在を強く感じますよね。

人間が生活しない場であり、歩いて来た道も、アスファルトも、今でも隆起して山が生きていることを感じる。

目の前では白い雲が川のように凄い勢いで流れ、あっという間に景色も変わる。

耳のすぐ横を流れる風の音。

眼下に小さく見える家や車。

「俺はこんなちっぽけなものに何を悩んでいるのだろう?」と、いつもそう思う。

再びこうして遠い地に来ることが出来た感動を味わう。

犬達も普通に生きていたら絶対に来ることは無かった土地だろう。

それは俺も同じことで、目を閉じれば今でも浮かぶ汚れた部屋。

テーブルの上に置かれた大量のビールの空き缶と、テレビラックにぶら下げられた1,000錠を超えるだろう処方薬を入れた袋。

家から出たい気持ちを表すような、お城のライブカメラ映るパソコン画面の奥には、ずっと点けられたテレビが色んな風景や”現実”を映し出していた。

光一つ入れたくなく閉め切られたカーテン。

チャイムが鳴らないように加工された呼び鈴と、玄関でゴソゴソいう物音に恐れ気配を消して覗き窓で外を見る生活。

何故あんなにも自分の生きている世界は怖かったのだろう?

この日、俺達は宮城県側まで40分下り、温泉に浸かって何処で寝ようと悩んだ。

再び山を登ることは大変だけどお釜の駐車場で車中泊をしようということになった。

あの景色を明日の朝また見れたら幸せだと、温泉と往復に2時間かかって戻って来たお釜はもう1m先も見えない雲と車も揺れる強風の中だった。

今日無理して山形城からお釜に来ていて良かった。

もし麓で風呂を優先してお釜に登っていたら、この雲の中全く見ることが出来なかっただろう。

大荒れの強風の中、寝る支度をして改めて大自然の力強さを感じ、神を感じていた。

今日は凄い日だった。

上杉鷹山先生の「なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」に触れることで一つの決意を固めることが出来て、今こうして神を感じられる大自然の中で1日を終えようとしている。

そんなことを感じていると、
お山さん「あっ、〇〇さんから連絡がきた」

「こんなことは今まで何度もあったよ」と諦めていたこと。

自信が無くて「流れる話だろう」と偽りの不安を期待に込めていたことが数か月前からあった。
お山さん「企画が通ったんだって」

覚悟は決めてたけど、「そう…」としか言えなかった。

不安が殆んどだけどやってみたいことの1つでもあった出版が、こんな日に、こんな場所で決まってしまった。

その時、これは目には見えない大きな力が、我が身を使って行うことだと理解できた。

俺は不安を消され”俺がする”のではないことを知り、神の意志を感じながら眠りについた。

人生は、必ず、変わる。

過去は過去。

過去は変わらずとも、未来は変わる。

人には未来を変える力が必ずある。

それを俺は実行していきたいと思う。

何の話や。

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