月山神社と御神体 区切り遍路27日目⑤からの続きです。
今日は区切り遍路最終日。
昨晩は道の駅大月にテントを張らして頂きました。
到着が18時を過ぎていたので許可を貰えずでした(^-^;
道の駅大月はふれあいパークという公園も隣接されてて、とても広い敷地でした。
日暮れに到着したので場所も余り選べずバタバタとテント設営しました。
暗いところでのテント設営なので、
テント内に結露の水溜まり。
そして、グランドシートがインナーテントからはみ出てたようで、その結露が下に溜まり、染みてきていました。
冬のテントに結露は付き物ですが、初めてのことです。
毎朝結露で濡れるテントを乾かす暇なくザックに積み込み歩きますので重くなります。
さて、片付けを終えたらゴールの宿毛駅へ向けて歩きましょう。
ビーニャさんはすぐに楽な方に考えが流れる人なので「歩き遍路に行きたい!」と言い出しっぺなのに、結局今回のゴールは手前の宿毛駅に変更。
しかも39番札所を打ち戻っての宿毛駅ではなくて、昼頃到着予定の宿毛駅がゴールなのです。
39番札所へは十分に歩いていける時間を残してのゴールです。
もう遍路したいとか言うなよ。
今回逃げたので次があるとすれば宿毛駅スタートの39番打ち戻りで半日以上、そして愛媛と高知の県境の松尾峠となります。
道の駅大月には遍路小屋&バス停がありましたが、宿泊はNGですね。
道の駅大月を出たら、淡々と十数kmのアスファルト道を歩くだけの日。
2日ぶりのコンビニでコーヒーとカイへの御褒美を購入。
コンビニにある、このリードかけはペットを1人にすることに賛否が分かれますがありがたいですね。
お留守番のカイ君は灰皿を倒す勢いでしたよ。
一緒だと大人しいのに1人だとやっぱり不安になって暴れん坊ですね。
保護犬なので捨てられたトラウマがあるのかもしれませんね。
コンビニを出てすぐに凄い名前のバス停がありました。
ついつい、遍路仲間のひくさんを思い出しました。
宿毛市に入りました。
「あの先がゴールだろうか?」と、早く帰りたくて、まだまだ先と知りつつそんなことを考えます。
疲れが出てきたので目に入った河川敷で休憩します。
すぐそこは海ですね。
ゴールが近い。
フラッと寄ったこの場所は俺の来るべきところだったのでしょう。
そこに置かれた椅子を良く見ると、
“あだち”といっぱい書かれてます。
わざわざ俺のためにありがとよ。
休憩を終えて暫く歩くと海に出ました。
ゴールの目印の道の駅宿毛や橋はもう近いでしょうか?
たった半日の淡々と歩くゴールへの道。
何より、カイが無事歩けそうで本当に良かった。
出会って数日で歩き遍路なんて本当に大変だったと思います。
この旅でのカイのうんこ処理について少し書きます。
大きく2つの決め事がありました。
1つは必ず処理すること。
もう1つは、それをゴミ箱に捨てないことでした。
ビーニャさんが袋と手袋をしっかり多目に用意してました。
まず、何処であっても袋に必ず回収します。
そして、公衆便所に流すのが我々の選んだ選択肢でした。
勿論、店舗等は除外します。
たまに、そこが大自然だったとしても1度回収して、山の奥に捨てに行きました。
とにかく人の土地や、人の通るであろう場所に放置しないことをビーニャさんは徹底してましたね。
シッコについては寛大に見てください。
この旅のカイの準備や荷物、水一式は全てビーニャさんが背負いました。
そんなに背負えるなら、今までも頑張って欲しかった(ボソッ