遍路

月山神社と御神体 区切り遍路27日目⑤

大月遍路道を歩く 区切り遍路27日目④からの続きです。

 

月山神社の本殿横に大師堂がありました。

こちらだけ四国八十八ヶ所の御参り作法をとります。

本殿裏にある崖の上に月の形をした御神体が見えます。

分かりますか?

因みに歩いて登れます。

こちらが御神体である月の形をした石ですね。

ビーニャさんに「登れば?」と言いつつ自分も登りましたが、実は高いところは余り得意ではありません。

自衛隊のレンジャーの先生だったことが誇りである父に、幼い頃から沢山の崖や高いところに登らされ、わざと落とそうと脅されたり、とても沢山の無理をさせられました。

それが今でも無理です。

高い所は登る時よりも下る時が怖いですね。

勿論、カイは下で待機しており疲れているので伏せて休んでます。

矢印の所が御神体です。

崖を下りてから15時30分頃まで少し休憩した後、次を目指して月山神社を出発します。

現時点でまだ野宿地は決まっておりませんが、推定18kmは歩いています。

月山神社を出た先も遍路道がありました。

国道に出るまでの約6,5kmは遍路道を含む農道ですね。

国道に出てから約4,5km先に道の駅大月がありますので、そこをひとつの野宿地としました。

登ったあとは綴折れの険しい下りの遍路道。

残り約11km、推定3時間+αの距離で今の時刻は16時。

道の駅大月を目指すとすれば19時着となり、この時点で道の駅大月はほぼ絶望的です。

体力の問題よりも日が暮れて歩くことの危険性があります。

野宿地も未定のまま遍路道を下り終えました。

この橋を渡れば海に出ます。

何故かカイはこのタイプの橋になると、足を滑らせジタバタ渡ります。

犬はグレーチング(側溝のアミアミ)とか凄く苦手です。

「今日は何処で寝ようか?」と野宿地を探しながらも、いいポイントが見つからず国道まで来てしまいました。

ビーニャさんはバテバテです。

ここまでの途中、小学生の女の子2人がわざわざ追いかけてきてくれて「お遍路さん、頑張ってください」と、頭を下げてくれました。

大月小学校の生徒さんなのかな?

「御礼の手紙を学校に送りたいね」と、ビーニャの言う通りです。

カイも相当疲れだしました。

クンクン匂いながら歩くカイ

また匂ってると思いきや、何かを掘るような仕草を始める。

そして、何と、寝床を作って休みはじめてしました。

現時点で25km程歩き、時刻は遂に17時を越えました。

カイ、ごめん、流石にここは会社の私有地だから休めない。

もう少し歩くことにします。

 

自然を感じに歩き遍路をしているのもありますが、“疲れたら休む”カイのその姿を見てとても感じさせられることがありました。

ここで言う自然とは草や木という物ではなくで、“無理をしない”とか、機械や電気などに頼らないと言う意味です。

しかし、我々には様々な事情や欲や理想がありますが、カイを見てるとそれは自然なもの。

生きるための最低限の欲に思えました。

結局、地図上であてにしてた川も実際はとても高い橋の下だったので無心で歩くことをビーニャと決め、道の駅大月を目指すことに。

カイも歩き出せば元気に歩きます。

そして、どういう訳か予想より早い18時半ころ道の駅大月に到着。

日が暮れた後にテントを張る場所を探し、そして暗闇でテントを張り、どうにか今日も無事眠りにつくことができました。

今回の遍路のメインである月山神社を打ち、約29km歩き、久し振りに遍路らしい遍路をした日でした。

本当に店が無かったのですが、食料や水は積んで歩いているので食事には困りませんでした。

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