叶崎休憩所から大月遍路道へ 区切り遍路27日目③からの続きです。
ここにもまた月山神社への遍路道標。
何が書いてるかは読めませんが、歴史を感じるこの道標が好きです。
結構長い大月遍路道ですね。
時々、ハイセンスな道標も見かけます。
先達さんの道標を模したようにも見えますが、本当に小学生の作品でしょうか?
大月遍路道ならではの道標を見ながら歩くと本当に気分が紛れます。
こんな作品を見ると“発達障害”という文字が頭を過ります。
最近耳にするようになったこの言葉で、残念ながら“アスペ”と差別用語として使われる事が殆どですが、依存症の世界でもとても多く耳にする言葉であり俺とは無縁ではない世界です。
特殊な分野でとても素晴らしい能力を発揮する発達障害ですが、その瓜二つと言われるのが俺のような“アダルトチルドレン”。
先天性か後天性かの違いでとてもよく似てて、育った環境により、色んな感覚や感情を麻痺して適応してた俺は、自分に発達障害を疑いとても勉強した時期がありました。
曼荼羅などを見ていても、よく発達障害ならではの世界観を感じさせられますね。
月山神社への遍路道は荒れてるポイントが多かったです。
あまり選ばれないルートなので人も通らないだろうし、猪に掘り返された不安定な道が歩きにくかったです。
ここも写真では伝わらない大きい幅の川ですが、橋が無かったので何とか石の上を歩きました。
倒木もとても多かったですね。
荷物が大きいので下を潜るのも大変です。
人間は跨ぎたいのに犬は潜りたい。
その間にはリード。
めんどくさい!
これもまた素晴らしい遍路道標。
俺には美術のセンスはありません。
何のセンスならあるのでしょうね。
道標の示す通りに右の川を渡りますが、橋無しです。
荒れてるとは言え、足摺の遍路道よりはずっと、ずーーーとマシです。
あそこは大変すぎた。
カイにとっては川も関係ありませんね。
川の水や山から染み出た水をよく飲んでます。
その横で「おっとっと」なビーニャさん。
やっと遍路道を抜けたと思いきや、3メートル程の山肌をロープを掴んで登りますよ。
写真では伝わらないのが残念ですが、壁ですよ!壁。
俺の体重とザックの重さでロープが切れないか心配でした。
そして、苦労して登った遍路道は100メートルほどですぐに側道に降りました…。
アスファルト道に入りすぐに月山神社が見えました!
遂にここに歩いてこれました。
とても静かで落ち着くところです。
足摺岬にある38番札所を打ち終えたら月山参りか篠山参りをしなさいと言い伝えがあり、そのうちの1つの月山参りを果たすことが出来ました。
ひっそりと山の中にあるこじんまりとした月山神社です。
以前母と来たことを思い出し懐かしいです。
この神社のひっそりとした感じがとても好きです。
母と来たときから、何か落ち着く月山神社の雰囲気が好きでした。
道路沿いに置いてある月の形の石は御神体ではありません。
この辺りはこんな石がよく出てくるそうです。
本当の御神体は神社の裏の崖の上にあります。