日本海から内陸部の米沢城へ 新潟・東北車中泊旅3日目③からの続きです。
越ノ峠とは名ばかりのただの坂道だった。
旧道を進めばくねくねで少し距離は遠いかもしれないけど、新しく出来た道は真っ直ぐ一気に峠まで上ってる。
出来たら旧道をおすすめします。(歩いた事ないけど)
ここまで歩き出してまだ1時間程度だろうか。
犬達もまだまだ元気。
心配してたほど『くんくん』も『しっー』も気にならず黙々と歩いてくれてる。
因みに好奇心旺盛で引っ張り癖のあるクウのリードを持つのをアイツは嫌うから、俺がいつも持っている。
歩くのおせぇんだから少し引っ張って貰えばいいのに…。
峠を越えて少し歩くと中野村に到着。
このルートの事前情報は数年前に調べたっきりで殆んど得てないので何もかもが新鮮。
ここから岩屋寺まで6,5キロらしい。
ここの住所は正式には何と言うのだろう。
久万高原町菅生と言う所の中野村だろうか?
ここで今まで歩いてきた県道153号と県道209号が合流して、我々は209号を東へ向かう。
おさらばな153号は44番と45番間にある河合の住吉神社へと向かうようだ。
ここまでで遍路道標を確認できたのは1つだけだったけど、この場所には集中して貼っておりました。
が、色褪せてました。
殆んど歩かれることのないルートだからでしょうね。
すぐにアスファルトから離れて遍路道。
短い区間だけどこの道を見た時は本当に嬉しかった。
少しでも昔の道が残ってることに感謝。
黄色い地図上には中野村に遍路石が1つあるみたいだけど、見付けられず………。
実は歩き出してすぐに後ろから、
『お腹空いた~』
『お腹空いた~』とうるさく、
『出だしの2時間位は休憩無しで歩けよ。おめぇは歩くのおせぇんだから、おまけに犬も』と思いずっと無視をしていた。
どうせこれから山道に入れば休憩が増えるのだし、今日は出発も遅いのだから。
とは言え、俺も空腹を感じならが歩いていたから、
歩き出して約2時間のちょうど昼時に、
道脇に座ってお湯を沸かし、お昼はラーメンと地鶏の炭火焼き。
この旅の食料と水は久万高原町の町で購入済み。
この先、食料調達は期待できません。
食べようとしてお山さんが気付いたけど、地鶏に宮崎風と書いてある。
俺の嫌いな土地の名前を、別の所にいる時くらい忘れさせてくれよ。
犬達もご飯を食べて、少し休んで、
さぁ、ゆっくりしてる暇もありませんわよ。
さぁ、いよいよ本番でしょうか?