続名城100選

苗名滝と鮫ヶ尾城 新潟・東北車中泊旅 2日目①

新潟・東北車中泊旅 1日目②からの続きです。

 

「新潟と東北を旅する」以外は何も計画の立てていない今回の旅。

宮崎県から高速道路を約1200キロ走り富山県魚津市で下りて、ふらりふらりと辿り着いたのは新潟県妙高市の苗名滝駐車場でした。

高原のような雰囲気の漂う妙高市の駐車場で、この車になり初めての車中泊らしい一夜を過ごしました。

いつもの狭い車中泊より十分に座れる程度の背の高さが増えた程度ですが、ベッドのセッティングも必要無く快適に過ごせました。

 

そして翌朝、既に物凄い圧が送られてきておりますが、伝わるでしょうか?

写真では聞こえてきませんが「クゥ~~ン、クゥ~~ン」のソワソワ、尻尾グルグルの「早く行こうよ!」です。

苗名滝、日本の滝百選にも選ばれている新潟県と長野県の県境を流れる関川の滝。

特に観光する場所を決めていない旅でしたので、昨日お山さんが新潟県の観光を調べ急に決めた滝です。

駐車場の時点で物凄い水の音が聞こえていましたが、歩き出して直に見えてきたダムから流れる水量を見てすぐに納得しました。

朝の散歩にはいい雰囲気のなか、吊り橋を渡ります。

物凄い水量と、北の地ならではの水の色にワクワクします。

青白いとでもいうような水の色をしていますが、これは雪解け水なのでしょうか?

九州では今のところ見かけたことの無い水の色ですね。

吊り橋を渡った先が長野県になり、ダムの横にある螺旋階段を2ヶ所登ります。

ダムの真横で凄い水の音と水しぶきを感じ、犬達にも「ほら」と大迫力を見せますが無反応でした。

その先からは遊歩道らしい綺麗な自然の道を歩きました。

う~ん、川が綺麗だ…、そう何度も口から洩れます。

分かりますかね?この外国に来たような感覚…。

狭いと言われる日本ですらこんなにも違う景色を見せてくれる…。

だから旅はやめられないのです。

滝まではそう遠くありませんでした。

吊り橋を2回渡り、20分も歩けば辿り着く程度でしょうか。

どの景色を見てもその素晴らしさが写真では伝わらないのが残念でありますが、苗名滝も迫力のある良い滝でした。

自然を感じれる朝の散歩に大満足しながら、いよいよこの旅の大冒険が始まります。

 

我が家は100名城+100名城の200名城を中心に旅をしていますが、昨日スタンプを回収できなかった春日山城付近には名城が他に2ヶ所存在します。

そのうちの1つである続100名城”鮫ヶ尾城”がこの新潟県妙高市にあるので向かいました。

苗名滝からそう遠くは無いのですが、ここまでの道中で早速トラブル発生です。

我が家が車中泊で使っているメインのポータブル電源SuaokiG1000は、メーカーが日本から”とんずら”したほどのトラブルを発生しており、我が家も同じく車中泊の旅では何度もトラブルを起こし、その度に現地で応急処置を済ませてきました。

1度の旅で何回も、何回もトラブルを起こし、何ヶ所もヒューズを溶かしたり、今でこそ分かるのは恐らく充電圧を制御する部分が不良品だったようで過剰に負担がかかっているようでした。

G1000が壊れるよりも車の方にダメージを残し、少し前に我が家が自宅に取り付けたソーラー発電すらコードの接続部分を溶かしてしまったのです。

そして今回はヒューズではなく、シガーソケットを破損しました。

 

鮫ヶ尾城までの道中にシガーソケットから電源が全く取れません。

「またか…」といつものようにシガープラグのヒューズや、車体のヒューズを見ますがそこに問題がありません。

「あれ…?」と鮫ヶ尾城の駐車場でアレコレ可能性を潰しながら原因を調べると、恐らくシガーソケット自体が損傷しています。

車を分解して色々試しますが、無理…。

と言う訳で、観光を優先して今後の対策を考えながら鮫ヶ尾城の観光をします。

電源が取れないと、いろいろ不便ですので気がかりです。

初めて耳にした鮫ヶ尾城ですが歩き始めてすぐに「ここだったのか!」となります。

上杉ファンじゃない俺でも後継者争いの”御館の乱”くらいは知っていて、敗北した側が自刃をした城と言うことで、特に興味も無かった城にワクワクし始めます。

その反面、山城と聞いて「ここは四国じゃないのに登らされるのか…」と汗を掻きたくない病に気が滅入ります。

「行くよ!」と張り切っている人がいるので、嫌々ながら高速道路の下を潜り抜け、

やっぱりこうなるよね…、とまるで四国のような山道を歩いて登らされ、

辿り着いた鮫ヶ尾城本丸。

春日山城と同じく、山から景色を見ているだけなのですが、やはり観光を楽しめる一つのポイントとしてはその土地の歴史を知っておくことだと痛感していました。

俺は大の石田三成ファンで(彼が嫌われ者の頃からずっと)、逆に言えば敵であった徳川家康がこの上なく大嫌いであります。

その2人が戦った関ヶ原の戦いのきっかけとなったと言われるのが前回お話しした”直江状”だと言われていますが、それにより上杉討伐に北上する”東軍”(徳川家康)と、それを見計らって大阪で挙兵した”西軍”(石田三成)により岐阜県関ケ原で戦いが起きました。

上杉討伐に進軍していた家康は、西で西軍が挙兵したことを知り、引き返すことになるのですが、この時もし引き返す”東軍”を上杉が追撃していたら関ヶ原の戦いはどうなっていたのか?と言われるのはよくある話で、

勿論、諸事情あり簡単な話では無いのでしょうが、その追撃の決定を下さなかったと言われる上杉景勝が跡目争いで勝利したこの場所に立ち、「もし景勝が負けて景虎が勝っていたら追撃したのだろうか?」と石田三成ファンとしては想像せずにいられませんでした。(勝っていたら直江状は恐らくありませんが)

そういう意味でも昨日の春日山城含め上杉ファンでもなく、城が特別凄い訳でも無いのですが、関ヶ原の戦いに繋がる上杉の地は歴史の知識があるだけで楽しめるそんな場所だと感じました。

この後、鮫ヶ尾城を下り町で見かけたホームセンターで代用のシガーソケットを購入し、ヒューズから電源を取り出して応急処置が出来たのですが、未だにシガーソケット本体は壊れたままとなっております。

SuaokiG1000は確か20万円でおつりが来るくらい費用が掛かったものですが、当時どの車中泊YouTuberもSuaokiを宣伝するほどの勢いだったこれもやはり蓋を開けてみれば中華は中華だったと、今ではとても後悔する買い物となっております。

何とか使い倒して、次は信頼できる国の電源を手に入れたいと思っています。

 

 

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お城巡りを始めるきっかけとなったこの本ですが、2年前の東北旅の時の会津若松市で購入したことがきっかけでした。

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我が家は100名城と100名城の2冊を持っておりますが、今はまとめて1冊になっている物もあるようです。

旅のお供に是非、歴史を知れば旅がグッと濃いものになります。

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