清津峡トンネルに尻尾大回転 新潟・東北旅2日目④からの続きです。
宮崎から出発して3日目の夜は道の駅”花夢里にいつ”で大喧嘩の車中泊でした。
4日目の朝、東北旅であるはずなのに一向に抜ける気配の無い新潟県の広さに驚き、この旅の予定の焦りも出てきました。
新津と言う新潟市街から南に10kmほどの位置からのスタートで時間的にも通勤ラッシュの渋滞が予想されましたが、せっかくだから裏道は選ばず新潟市を見て北上しようと言うことになり、渋滞中の都会に突撃しました。
それにしても新潟市は大きな街です。
高速道路のような国道を東に進みながら眼下に広がる新潟市街を見て驚きます。
渋滞に時間を大きく取られたのは言うまでも無く、最初の目的地であるお隣の新発田市までは時間がかかりました。
今日最初の目的地である100名城新発田城に辿り着いたのは開門5分前でした。
名城スタンプを集めている関係で開門時間に左右されるので、新潟市を見て来る位が丁度良かったですね。
何故か「しんしばた」と口から出てしまう、とても印象的な町の名前の新発田市(しばた)です。
お城については殆んど知識はありませんが、地名で何故か記憶に残っています。
駐車場に車を停めて、城門前に銅像があるので近寄ってみると堀部安兵衛の像でした。
ここに来る前に「堀部安兵衛の町」と何処かで見かけて、「堀部安兵衛…、堀部安兵衛…、う~ん思い出せない…」と、名前は知っているのに何をした人か思い出せず歩いて来ましたが、「ああ!忠臣蔵だ!」と思い出せてスッキリ!
俺は戦国時代と幕末が好きなので、忠臣蔵にはちょっと疎いですね。
そうこうしていると、丁度開門されましたので行ってみましょう。
東北旅の折り返し地点である青森はまだ遠く、この時はまだ青森まで北上した後に宮城や福島の震災地に行きたかったので時間が惜しかったです。
「おはようございます~」とガイドさんたちに挨拶して入城します。
実はいつもお城で凄く気を使うのが犬の存在なんです。
意外と犬がNGなお城が多く、これについては結構悩む問題でもあります。
遠くまで来て城に行けないもの、犬を車に置くのも、どちらも嫌なのですが、交代で行けば時間は2倍かかってしまう。
今後ペットOKのお城が増えてくれることを望みます。
恐らくですが、糞尿始末問題は地元の散歩コースになっていることが問題なのでは?
抱っこ、もしくは抱っこ紐等を使えば”所有物”となり入城出来る城もありますが、
あの…、25kg抱っこして歩きます?
以前、青森の弘前城でチャレンジしましたが、ザックで背負うのとは違って全く体力が持ちませんでした。
因みにこっちは20kg、しかも柔らかくて気持ちいい肉質と毛並み。
入城して驚くのは、新発田城のその奥行きの狭さでした。
新発田城は、ほんの、ほんの、ほんの一角のみが城として残っており、殆どは自衛隊の敷地となっておりました。
写真左が入ってきた門で、右に写る小屋の塀が自衛隊との境目です。
写真のまっ正面に写っている櫓までは行くことは出来ません。
幅は30mあったでしょうか?
二の丸隅櫓内までは行くことが出来ましたが、右に写っている塀に遮られて一番大きな三階櫓へは近づくことすら叶いません。
伝わるでしょうか、右が城門のあった土塁と堀。
左に自衛隊との境の塀が写ってますが、新発田城はこの幅しかありませんし、直線も長くはありません。
とは言え、何故か充実感を感じた新発田城でしたね。
入口のガイドさんと暫く話し込み、新発田城についてとか、山に残る雪についてとか色んな話が聞けました。
「何か、この城好きかも」と口から出るほど、何故か気に入ったお城でしたね。
お礼を言って新発田城を後にすると「お~い」と走って追っかけて来る先ほどのおじさん。
「99.9999%もう会うことが無いと思うので、これ記念にどうぞ!僕の手作りの非売品です」と手渡されたのは新発田城の写真入りのキーホルダーでした。
今でも車に飾っている素敵な思い出のキーホルダーです。
お山さん「99.999%と言われると会いに来たくなるよね!」
フラグでしょうか?
温かい思いに包まれながら次の目的地に向かいました。
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現在は100名城と続100名城が1冊に纏まったものも販売されているようですが、我が家は別々の2冊を持ち歩いています。