遍路

番外札所が密集 区切り遍路34日目 ⑥

秡川温泉と岩陰大師」の続きです。

 

秡川温泉前の空き地で今日はここまでとするか、まだ進むかに迷っていたり、交代で温泉に入っていたり、昼食をとっていたりと、

篠山を下山できたのは12時前のことでしたが、秡川温泉を出発したのは15時頃のことでした。

約5㎞先の御槇地区にあるJAスーパーが17時閉店で十分間に合う時間ではありますが、

その途中に3ヶ所の番外札所と遍路道や遍路石の探索、そして降り出した雨によってあまりゆっくりもしていられませんでした。

降り出した雨

番外札所である岩陰大師に到着し、岩の隙間で石碑などを観察していると、ザーーーーーっと遂に強い雨が降り出しました。

岩陰大師の岩陰はしっかりと雨宿りできるスペースがあったので「やれやれ…諦めるか…」と皆で雨装備に変更。

俺だけは雨が止むことに期待してズボンは穿かずのポンチョのみという選択肢を選びましたが、すぐに後悔することになります。

遍路の8割はスリッパで歩いていますが、雨の日はゴアテックスのトレッキングブーツを履いております。

強い雨に1日中降られない限り足が濡れることは無いのですが、カッパのズボンを穿くということは靴からやり直しでめんどくさいし、やはり俺は汗を搔きたくないので蒸れるカッパは極力避けます。

しかし歩き出してすぐに脛までびちょびちょになり気持ち悪い思いをしました。

岩陰大師付近には集落があります。

バス停には犬除と書いてあるのでそういう地名なのでしょう。

見ての通り区切り遍路34日目にして初めての雨です。

ここから県道を外れて遠回りの川側ルートを歩きます。

山に挟まれながら狭い道を歩いていると前方に遍路石がありました。

遠くからでも分かるくらいしっかりとした遍路石が畑にポツンと建っております。

廃道となった遍路道

「右 さゝ山道 是より本社迄六十丁」

逆打ち側となるこちらにも篠山神社への案内。

昔は大切にされていた信仰の山です。

道標の示す方に歩いてみます。

畑の間を進むと、すぐに川が流れています。

以前はここに橋がかかっており、この道が秡川温泉の裏山にある二の鳥居に繋がっていました。

写真がえひめの記憶(一番右下)に残っております。

橋が無くなったことにより遍路道は廃道となり、今となってはアスファルト道を歩くしかありません。

平成中期の写真が残っていることに驚きますが、いつか復元されることを祈ります。

廃道に残る二の鳥居が本当に悲しいです。

橋が架かっていたところにあったお地蔵さんですが、遍路との関係はわかりません。

細かい地名については自信がありませんが、番外札所の少林寺や日切地蔵のある槇川と思われる集落に来ました。

集落入口にある自然石の遍路石。

右方向を手のひらで示している遍路石でした。

雨が強く降ると防水の関係で一眼レフでは撮影できないのでスマホで撮影します。

雨の日は写真撮影すら億劫になるので、今となってはもっと拡大して撮影していないことを悔やみます。

他にも疲労や時間に追われているとか写真撮影が遠のく状況があります。

 

槇川の集落には番外札所少林寺があり、外国人向けの遍路地図には、

「Inner Sanctuary of Sasayama Jinja」と書かれており、

直訳すると、

 

「俺に聞くのか?ああっ?(# ゚Д゚)」となります。

 

インナー サンクチュアリ オブ 篠山神社。

篠山神社の内側の神聖な場所。

つまり、Inner Sanctuary=奥之院と言うことになります。

 

ここに来て遍路道を探すため地図を開くと、少し外れにある日切大師を通り過ぎていたことに気づきました。

ほんの少し来た道を戻り、わき道からすぐそこに見えた日切大師を目指します。

日切地蔵

立派なお堂やトイレ、公民館のような建物はありますが、何処にも日切大師の文字がありません。

地図で確認してもここで間違いなさそうなのに何故でしょう?

 

近くにあった看板には日切地蔵と書いてありました。

後に分かったことでありますが、ここは日切大師と言うより日切地蔵として地域の人に大切にされているようです。

念のため近くのそれっぽい茂みの奥に入ってみましたが、橋が無くなっており進めずでした。

先ほどの槇川の集落まで戻り、地図上の遍路道を探します。

奥に見えるのが先ほどの手のひら指しの遍路石です。

勿論ですが、この辺りにはお馴染みの遍路シールなど皆無です。

この道の選択を間違ったのか、お山さんが楽しみにしていた少林寺を見落としてしまいました。

少林寺から御槇神社を越える遍路道があったはずでしたが残念です。

篠山山頂で立てた予定では、今日は昼に終える可能性もあり、温泉も入り、一度途切れた気持ちもあり、そして追い打ちの雨。

夕方になり疲れも出てきて必死に歩きました。

いつもなら歩くだけでいいけど、この道は地図と睨めっこしながら歩いています。

槇川からの峠を越え、御槇の集落が見えてきました。

あの向こうで物資が手に入るし、今日の野宿ポイントもある。

頑張れ!あともうひと踏ん張りだ!

篠山道大冒険の一区切りが目の前に迫っております。

この集落が篠山道を歩く人の鍵となるでしょうね。

果たしてガスや食料は手に入るのでしょうか?

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