車中泊旅

潮瀬崎とGODZILLA 新潟・東北車中泊旅5日目③

男鹿半島の脇本城 新潟・東北車中泊旅5日目②からの続きです。

 

脇本城を出たら更に青森から離れて男鹿半島の南西部を目指します。

走り出してすぐになまはげトンネルに食べられる我々。

脇本城の近くには湧き水の観光スポットがあり、候補には挙げてたのですが進入の許可が必要なことや、なにより青森までの予定が押しすぎていることにより次回の東北旅に取っておくことにしました。

観光情報サイト

日本海を眺めながら辿り着いたのは潮瀬崎。

たまには犬を海で遊ばせないといけないです。

保護犬だった2匹はどちらも海に面する宮崎市(カイ)、日南市(クウ)出身ですが、山に住んでいたのか、海を見て育ったのか全く不明です。

この子達の野良時代を想像するだけで胸が痛くなるのですが、とにかくご飯だけはいっぱい食べさせて、日本一周の景色くらいは見せてあげたいと思っています。

どんな事情があれ動物の遺棄を認めることは出来ませんが、こうしてこの子達に出会えたことや、皆さんの血税から育てられるはずだったこの子達を引き取り育てていくのは、罪深き人生の償いの1つともさせていただけで光栄であります。

人間はロープに括り付けてこの子達を飼育することを義務付けております。

解釈次第では努力義務とも思えるのですが呆れるような正当化も見られ、早い話は人間の都合一つです。

テレビをつければこんな宮崎と言う田舎に住んでながら東京の話題ばかり。

法律も条令も地方版があるにしても東京基準。

大都会で犬をノーリードで散歩させることは流石に出来ないけど、こんな人も居ないそんな場所でもリードが必要なのか?と言えば本当に疑問の残ることであります。

普段はハーネス付けて首輪とダブルリードの我々ですが、今回は首輪のみリードですね。

何もかも他者の基準に沿うのか、状況を自分で判断するのか、どちらが“生きる”ことなのだろう?

コロナ禍の今、本当に状況を自ら判断できる人と出来ない人がハッキリと別れ、環境に適応できる人、出来ない人、環境の主人なのか奴隷なのか、まるでそれを問われているような気がしてなりません。

塩水は美味しいですか?

海水、まして秋田の海水を飲むなど経験できない事なのでどーぞ飲んでください。

俺が犬をどうしたいかより、犬がどうしたいか、大切なのは相手のことなのに自分の気持ちが勝り優先しないことです。

依存症からの回復の極意のひとつです。

さて、歩きにくいのですが灯台を目指しましょう。

灯台ってなんだか切なくて好きです。

いつかゲームで見るような最北の地の灯台とか行ってみたい。

近いようで遠かった灯台まで“あるもの”を探しながら歩いたのですが全く見つかりません。

それでも見つからないものだから更にあちこち探して歩きますがそれでも見つかりません。

そうしていたらもう一人、おじいさんが歩いて来られ一緒に探すことになりました。

そう、我々はどこかで見たようなゴジラ岩というのが男鹿半島にあることを知り、これを見に来たのでした。

しかし、全く見つからねぇ…。

うーん、これっぽいけど明らかに違うよなぁ…。

これはどちらかと言うとガメラに見えるもんなぁ…。

どれだろう…?

と迷っていると、奥でこっちを見ていたお山さんがこの岩を「それじゃないか?」と言い出す。

そして「こっち来て!」と言うものだから行って振り返ると、

うーん、それっぽいと言えばそうだけど、なんだか強引だなぁ…。

と、おじいさんと苦笑して「ふぅ~ん」で海岸を去ることになりました。

 

どの観光地に行ってもガッカリすることはあります。

特に今の様に加工や撮り方のテクニックの映像を見た後の現実は意外とガッカリするものであります。

しかし、1つだけ言えるとしたら、テレビなどでそこが写った時の「あっ!」ここ行った!」と言う癒しとも満足ともいえる感覚には物凄い価値があります。

取り合えず足を運んでみて目で見て経験すること。

まずはそこからであると、ひきこもりから脱出した俺は思います。

 

さて、くどいですが青森…、そろそろ目指さんと時間が無い!!!

 

お山さん「せっかくだから男鹿半島一周しようよ」

 

俺「あ、はい」

 

我々にはあと2日しか観光の余裕は無くて、まだ折り返し地点の青森県下北半島の大間崎まで大分遠くにいますが、男鹿半島をまわるのですよね?

大間崎でキャンプを目標の一つにしておりますし、他にも見たいところもいっぱい、そして私は今でも岩手、宮城、福島の海岸線を走る夢は捨てておりませんが、本当に男鹿半島を一周するのですよね?

 

ゴジラ岩…秋田県男鹿市公認観光情報サイト“男鹿なび”

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